藍藻は青緑で古い家に巣食った蜘蛛の巣のようにべたりと張り付き、カビのような臭気もするので、蔓延るとかなりげんなりしてきます。
が、しかしそこで諦めたらアクアリウム終了です。
藍藻が生じる要因
藍藻がはびこる要因
- 茶苔
- 黒髭苔(紅藻類)
- アオミドロ(緑藻類)
- シアノバクテリア(藍藻類)
- 窒素類(N)
- 茶苔
- アオミドロ
- 藍藻
- リン(P)
- 黒髭苔
蔓延るのを防ぐ方法
駆除する方法
化学的駆除
オキシドールを少しだけ水槽に添加して藍藻共を駆逐する方法もあるようです。
しかし、オキシドールが藍藻そのものにだけ作用するわけがありません。
オキシドールは細菌・ウィルスの消毒にも使用しますので、水槽内の硝化細菌類にも作用する可能性があると考えます。
アクアリウムの鉄則は余計なものを入れないと言われていますので、即効性があるがその後の環境も壊しかねない化学品は水槽に入れたくないというのが本音です。
やはりここは生物的駆除を行います。
生物的駆除
淡水エビによる喰殺
実際に実践した方法でもありますが、淡水エビ共に藍藻を食べてもらうのが一番かと思います。
ただし、彼らにも好みがあり、藍藻を喜々として食べる様子はありません(もちろん少しは食べてます)。
まず、エビ共が好むのは柔らかくハサミで引きはがせる程度の苔です。
例えば生えたての細い緑藻やハサミで取れる程度の茶苔です。
こういった苔ならば積極的に食べます(勿論一番好きなのは魚用の餌ですが)
しかし、藍藻はうまそうな苔のついでに食べるようなもので、加えてベッタリと覆うように広がり生長した藍藻は食べてくれません。
淡水エビの小さなハサミでは生長しきった藍藻をとることができないのだと思われます。
ブラックモーリー
石巻貝
ガラスにへばりついた藍藻を食うシーンを目撃しましたが、よく観察すると石巻貝にとっても藍藻は不味いみたいです。
石巻貝が藍藻のついたガラス面をなめとり藍藻の一部が口に運ばれると、口をキューッと殻に引っ込めてしまいます。
これが茶苔ならば引き続き懸命に舐め取ってくれるんですが、藍藻はこれだけ臭気を発するものですから、石巻貝にとっても食べられなくはないけど不味い・・・ということなんでしょうね。
写真ではとれませんでしたが、ガラス面の藍藻ゾーンにたどり着いたと思ったら方向転換して苔の生えていないゾーンを必死になめています。
しかし、エビと同様に食べてくれることにはくれます。
藍藻根絶
過去にもはびこったことがあり、何度か根絶に成功していますが、根絶に成功すると水槽の蓋を開けたときの独特の臭気がなくなります。
エビと貝を入れて1月ぐらい辛抱強く待って、それでもとれないものは手で取ります。
草にベッタリとついているのであればそれを捨てることで対処します。
そうするとエビが食べるものがなくなってしまうので過剰エビ飼育状態だとその後の維持は難しいかもしれません。
こんばんは。ブログランキングから来ました。藍藻は、やっぱりエビと貝で取れなければ手で取るしかないですね。納得です。
返信削除ナルカナさん
削除コメントありがとうございます。
出来たて?ホヤホヤの藍藻ならエビもすぐに食べてくれるようなんですが、生長して固くなった苔は種類問わずなかなか食べてくれませんので、手で取っ払うのが一番みたいですね。