アクアリウム:水質を正しく測定する

水槽内の環境を正しく把握するためには、水質を数値化して経時的に計測しておくことが大切です。

水質測定にはいろいろ方法がありますが、正確と言えるのは試薬を用いた方法と校正した電子機器での測定の2つです。


簡易計測方式の利点と欠点

当初はテトラ テスト6 in 1という簡易版試薬ペーパーで測っていたんですが、この商品はpHの値だけはいい加減だから信用するなとのことでした。

しかし、試薬紙を水につけて1分置くだけで測れるという手軽さは非常によいものです。
さらに切れ味の良いハサミ(切れ味の悪いハサミではうまく切れません)で分割して切れば、4分の1までいけます。
私のポリシーにもあうスグレモノでもありました。


しかしフタを閉めずに置いておいたら酸化してみーんな変な色になってしまい、使い物にならなくなってしまいました。

テトラウォーターテストキット

そこで、精度の高い測定ができると噂のテトラウォーターテストキットを買うことを決意。
テトラウォーターテストキット

Charmでは8000円弱で買えるし、これはリン酸濃度も測ることが出来るすぐれもの。テトラ製品では国内ではリン酸濃度は測れるものが売っていないんですよね。

で、加えて鉄の濃度も測れるのでなかなかの良製品です。

さて、こいつの試薬を使って水槽のpHをはかってみると8.0という数値が確認できました。
テトラ6in1で調べると、6.8とか表示されてたんですけどね。

この誤差はいかんともし難い!!弱酸性だと思っていた水質がアルカリ性なわけですからね。でもきっと多分試薬紙が酸化して正常な値が図れなくなってきたんでしょうね。

4分割にしてケチって使っていましたが、ケチらずつ買わないと最後の方はダメになるかもしれません。

さておき、水質を見るといろいろ分かりました。
  • pH:8.0
  • KH:4
  • GH:4
pHがこれだけアルカリ性に傾いているわけですから、
水草が育ちにくく、コケが生えやすいと言う環境にもうなずけました。

あ、ところでこの水質キットですが、
5ccの水槽水に大して7滴も試薬を入れます。

正確にはかるためにはある程度容量があるのはわかるのですが、どうもこういったものってケチりたくなるのが人間の性。

5ccに7滴入れるってことは、約1.4ccに2滴入れるのもかわらないってことです。

付属のキットには1cc単位でしか測れませんので、インジェクターを買うと正確に測定できます。


ケチる技術!万歳!!

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