こいつらは糞・餌から出たアミノ酸類→窒素類&リン酸類を栄養素に成長していると思われます。
黒っぽいコケが映える原因はこのリン酸が水槽内に蓄積され、過多の状態になっているから生えやすいと言われています。
使用している餌
キョーリンのネオプロスを使っています。これは硝酸・リン酸ともに他の餌(多分有名所で言うテトラミンかと)と比べると、顔料が少ないという話ですが、餌に含まれていないわけがなく。
というわけで台頭してきたのが枝状の黒ヒゲ苔です。他にも厄介なふさふさの刷毛状ではなく枝状です。
何とかしてリン酸を除かねばならないのですが、リン酸は水槽内にとどまりやすく水換えで除去しにくい性質を持っているので別の方法で除く必要があるようです。
リン酸は吸着させて取り除く
調べてみると、火山灰系の土にはリン酸吸着能力があるそうです。(リン酸吸着係数といいます)土中にある活性アルミナと言う成分がリン酸と結びついてくれるそうです。
また、日本の土は鉄分やアルミナなどが多く含んでいるため、園芸用肥料の比率を見るとリン酸が突出している製品が多いようです。
例えば、有名所の液肥であるハイポネックスもNPK比(窒素、リン酸、カリウムの比率)がN6-P10-K5とPのリン酸が突出している理由は日本の土壌に併せた形でつくられているからなんですね。
リン酸吸着には赤玉土
さてさて、充分調べたつもりで買ってきたのは焼成赤玉土。焼成してあるとアルカリ化する上に、リン酸除去能力が落ちるそうです。
普通の赤玉か鹿沼土はリン酸除去能力が高いようですが、これも活性炭と一緒で、吸着し終えるとリン酸放出に向かうそうなのでそんなに長くは使えないようです。
さてさて、5リッター分購入してきたわけですから使わないわけにはいかない。
私の考えた使用方法は次のとおりです。
お茶パックに赤玉土を入れて、水道水で洗って外掛けフィルターに仕込みます。
これでリン酸除去を狙います。
ただし、リン酸以外の成分も吸着する可能性はあるし、火山灰の成分が水槽内に流れ込み、よくない可能性も十分にあるわけです。
まぁそれでも実験も兼ねてチャレンジ!
まだ4日仕方っていないので成果はでているか怪しいですが、何か緑のふさふさ苔である緑藻が生え始めているようにも見えます。
うーん。バランスって難しい。
それと、ハイポネックスのハイグレードじゃない活力液が売っていたので買ってきました。
ハイグレードじゃなくても中身は一緒。
15種類の微量元素、ビタミンやトレハロースを加えた黄色い液体に黄色いパッケージ。
...
Webで取扱い一覧にないんですけど...どういうこと!?
よーく見たらdcmブランド品で、ホーマックでしか入手できないレアな一品です。
ハイグレード活力液が450mlで1000円ぐらいなのに対して、こちらは498円。
中身を倍に薄めて作ったものかも....
なお、陸上植物には必要とされるミネラル類も含んでいることから、硬度も上げてしまうので水槽に添加する場合は注意してください。
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