アクアリウム:ソイルの根張はすさまじい

大磯底面ろ過一筋の私もソイル(といっても赤玉土ですが)を使ってパールグラスを育てたときにはパールグラスの根張は大磯の比ではなく、ソイルの凄まじさを実感しました。


ソイルの利点1-イオン交換

ソイルはイオン交換を行う力がありますので、カルシウムやマグネシウムイオンなどを吸着して軟水化する作用があります。

アマゾンで採取される軟水が得意な水草が増えている(ソイルに合わせてバリエーションが増えているとも考えられますが)ので、ソイルの出番が増えるのもうなずけます。

ソイルのイオン交換能のおかげで水質調整に敏感にならずとも水草が誰でも簡単に育てられるようになってきているわけです。

ソイルの利点2-保肥力

次に上げる利点は保肥力です。
時のごとく肥料を保持する力です。

イオン交換能と同じこととも言えますが、砂礫にはない保肥力があり、根から容易に吸収できるようになりますので、ソイルはやはり水草育成難易度を下げてくれます。

ソイルの利点3-結果として根張がすごい

根が容易に張ることができれば植物育成は簡単です。
陸生の植物だって根腐れすればアウトですし、土壌が適合していなければ根もなかなか張りません。

水草の場合、土壌が適していないと早々に茎の根元が腐ってちぎれ、新しい部分が別の土壌で成長できるようにするそうですね。

大磯では水草も成長速度はゆっくりですが、ソイルにした場合にはトリミングがうんざりするほど成長します。

ソイルの難点

とはいえ、園芸用の土でそれだけ利点を味わったとしてもソイルを本格的に使用しないことには理由があります。

崩れること

ソイルはどんなに固く作ったとしてもやがては崩れてしまいます。
こうなると底面ろ過ではろ過しきれなくなってしまいます。

さらには水草が生い茂ってしまうと低床の掃除ができなくなってしまいますし、ましてや掃除でザクザクすればソイルの寿命が縮まってしまうわけですから、長期維持で安定した水槽を保てる底面ろ過には向いていないのでしょう。

高価であること

ソイルは高価です。。
高価でも買っていってくれるお客さんがいればやっぱり高価なままです。
アクアリウム自体価格破壊はこれ以上怒らないと思いますし、ADAのようなブランドは強気の価格を続けています。
園芸用や水田用を使ったとすると養分が強すぎてコケだらけになってしまうのですすめらず、ジャストな代用品が無いところも悲しい点です。

やすいソイルで人気があるのはGEXの水草一番ソイルです。


水草退避用水槽に赤玉土を使用

水草退避用に17cmのプラキューブ水槽に赤玉土をセットして底面ろ過で回しています。
水道水でじゃぶじゃぶ洗ってしまっているので、塩素が抜けきるまで1週間かかると見ています。

水槽の水は本水槽からもらってきているのでおそらくバクテリア類の定着は早いと考えています。

ハイグロフィラロザエやアメスプ、ロタラが一部元気が無いのでこの赤玉土水槽に移してしばらく様子を見ようと思います。
寒くなってきたので成長も鈍りますが、食害はされないはずですので、今後の成長に期待しようと思います。


 

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