プラズマクラスターの正体見たり低濃度オゾン発生機

巷にあふれている空気清浄機にはプラズマクラスターやナノイーなどイオン発生によりカビ繁殖を防ぎ、更にはウィルスも除去してしまうなど驚くべき効果があると謳って販売されています。
でも、プラズマクラスターの正体ってそもそも何なんでしょうか。


プラズマクラスターの正体

ウィキペディアでは以下のような記述があります。
プラスのイオンはH+、マイナスのイオンはO2-で、自然界に存在するものと同じであり、共に周りを水分子が取り囲んでいるため、長寿命である[3]
これだけではウィルスやカビの除去につながるとは思えません。
それに水で囲んだところで長時間いられることにも疑問があります。

そして、実はこの謎イオンの他に低濃度オゾンを発生させているとのことです。
するってぇーと何かい?
謎イオンのおかげじゃなくて低濃度イオンで脱臭、防カビしてるんじゃあーないのかね。

オゾンの効果

オゾンといえば地球の周りを囲み、紫外線の一部をブロックしてくれる無くてはならない存在です。
しかし、この物質自体には生物への毒性があります。
空間の濃度基準値としては0.05ppm以下となっており、特有の匂い(ツンとする感じ)があるのでオゾンが一定濃度ある場合には、独特の臭いを鼻で感じたら0.1ppm程度の濃度があるとのことです。

そして、イオン系空気清浄機の噴出孔からは0.04ppm程度発生しているようですが、すぐに反応して別の物質になるから大丈夫とのこと。

そもそもオゾンは大気中では不安定ですので、時間経過とともに酸素に戻りますのでこの辺の記述は問題ないかと。

そもそもオゾンの利用方法

最近では浄水システムにオゾンが使用されています。

オゾン水は2.0ppmまでの濃度であれば安全と認められており、1.0ppm以上の濃度があれば雑菌やウィルスを除去できるため、次亜塩素酸の濃度を高くすること無く浄化できるため、大変有効に使われています。

具体的には高電圧をかけて生成したオゾンを浄化槽の中でボコボコさせて水中に溶け込ませ、殺菌やアオコを殺したり、脱色、脱臭効果のほか、オゾンの酸化力で有機物の酸化分解、無機物の酸化などが挙げられます。

都内の水がカルキ臭いという話があってから、上水道が進化しオゾンを使い始めてからは美味しく飲めるようになっていたりします。

するってぇーとやっぱり何かい?
謎イオンなんざさておいてオゾンでなんとかしてるってのは明白なんじゃーないかい???

結局プラズマクラスターは効果あり?

イオン自体に効果があるエビデンスがなく、自社内の発表でかつ超高濃度の密閉空間だけの実験だったりとチャンピオンデータ(たまたまとれた高成績の都合のよいデータ)とさえも言えないようなクソしょっぱい結果しかないため、これは単なる販売元が謳うまるで水素水のような付加価値のみで実質の効果はなくオゾンに頼っただけのものと思います。

こんなもん買うならストリーマー技術のダイキンのやつ買います。
これはストリーマーが倍に増えた高機能モデルのくせに価格が前の機種とほとんど同じ。
加えてこういったたぐいのものはフィルターが高いっつーのに10年間交換不要のタフフィルターを採用してるってぇー寸法さ(江戸っ子)

一時期はやったマイナスイオンと同じで良いものを買うには疑うことを覚えたほうがいいということでしょうか。

ちなみにワインも3~5000円付近のものが一番美味しく、数万~数百万円のワインはクソ不味い(複雑な味はすれど酢みたいになってワイン本来の美味しさではない)という話です。

昔、稲垣吾郎さんがやっていたTV番組の冒頭で紙パックワインにインスタントコーヒーの粉を入れたものをロマネ・コンティと偽って出すと、雄弁なワイン愛好家が褒めちぎってくれる演出がありました。

つまりにはそんなに美味しくないものだってことですよね。
高価格=高パフォーマンスとならないこの時代。
高価格帯の製品は付加価値に惑わされないことが大切ですね。

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