オキシクリーンの正体と格安入手法!洗濯槽掃除には○○をぶち込め!

漂白剤で人気を博しているオキシクリーン。
金属を侵さずツンと来る匂いもない、そして洗い上がる頃にはピカピカと優れた洗剤。

非常によいのですが、有効成分は実は昔からありふれたもの。
そして使い方も間違うといまいち汚れがとれなかったり、必要以上に多量に使うことになります。


さて、オキシクリーン有効成分の正体は過炭酸ナトリウムというものです。

過炭酸ナトリウムとは

過炭酸ナトリウムとはなんでしょうか。
こいつは過酸化水素と炭酸ナトリウムの化合物です。

特徴としては
  • 水溶液のpH10.2程度、塩基性
  • 分解が早い
  • 水と酸素に分解
  • 酸化力でタンパク質分解に強い
ハイターは塩素系に対し、過炭酸ナトリウムは酸素系と言われます。

過炭酸ナトリウムが活躍するポイント

漂白剤

キッチン用の漂白剤としてハイターなんかがありますが、あれは塩素系の漂白剤となります。
殺菌力と漂白力はありますが何しろ臭い。
そして水筒の茶渋が落ちなかったりします。

しかし、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)ならば匂いはほとんどせずボトルの汚れもきちんと落とします。

100均でもステンレスボトル洗浄剤なんてものが売られてましたが、これは過炭酸ナトリウムの小分け版です。
便利っちゃ便利ですが、10g✕6で100円。
1kgサイズだと500円で買えるのでちょっと割高ですね。

洗濯機の徹底洗浄

洗濯機も使い続けるとかび臭くなってきます。
カビにとっては劣悪環境と思われる洗濯機がなぜカビるのか不思議ですが、ホントにカビはどこでも生えます。
高温多湿ならばなおのこと生えるので多湿になりやすい洗濯機にカビが生えるのは当然とも言えますが、カビが生えると洗濯物も臭くなってきちゃいます。

そこでお風呂の残りを使って過炭酸ナトリウムを袋いっぱいドバーッと使うとぉ!!
一撃必殺の威力でカビが全滅します。

10Lにつき100g入れてよく溶かしてから1~2時間放置します。

するってぇーとぉー…

あれ・・・おかしいな・・・半年前にも掃除したんだけどな・・・
というぐらい黒くおぞましい粒汚れが浮いてきます。

過炭酸ナトリウムを正しく使う

正直水に溶かせば効果が得られるものと思ってましたが、これは大きな間違いです。
過炭酸ナトリウムは40度以上のお湯につけることが大切です。
これを知らずに使っていましたが、40以下では活性化しないのでその分洗浄力も落ちます。

過炭酸ナトリウムの効果

主にタンパク質を分解する効果があります。
その御蔭でぬめりや洗濯槽などの洗浄にも使えるわけですね。

でも望ましくない効果としては手がヌルヌルしてしまいます。
これは皮膚のタンパク質が分解、つまり皮膚が溶けてる証拠です。
塩基性のため少量の酢で手を洗うとヌルヌルが収まります。
中和してるわけですね。

うんこの匂いもとれる

子供が漏らしたり老人が漏らしたりした衣服をこいつを使って洗浄するとうんこの匂いがとれます。
ハイターEXなんかの名前が出ているものでも効果があります。

靴の中敷きもこれで洗え

靴の中敷き・・・
汗だの脂だのでタンパク汚れびっしり。
これがニオイの原因になります…

こいつもお湯に溶かした過炭酸ナトリウムで一撃分解です。
もしくはハイターEXだと常温でも結構効果があります。
しばらく使った中敷きにハイターEXをぶっかけると真っ白に泡立ちます。

泡立つ=汚れていると考えて差し支えないので、ぶくぶくするなら相当汚れてるってことですね。

インナーが臭うならとにかくハイターEX

靴の中敷き同様インナーも脂がついたままになっています。
洗濯してんのにクセェなぁって思ったらハイターEXでつけてしばらくおいてからあらうと匂いが消えることがあります。

衣服の素材には気をつけて

例えばセーター、毛織物は毛自体をダメにします。
これもタンパク質分解効果が働きますので絶対ダメです。

絹も虫のタンパク質でできてるので絶対ダメです。

金属も注意

サーモスなどのステンレスボトルは大丈夫ですが(表面の塗装を除く)ステンレス以外とは反応してしまいます。
たとえば鉄鍋、鉄のフライパン、銅のフライパンなんかはダメです。

ちなみに風呂釜も熱するところが銅でできている場合には気をつけてください。


注意点はあるもののなかなかに万能クリーナーです。
商品名に騙されず、正しい使い方で汚れを殲滅しましょう。

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