ちぎれたアメリカンスプライトの復活

強健種の水草として有名なアメリカンスプライト。
私はこの水草を枯らしてしまいました。
アメリカンスプライト - アクアヴェイパー



枯れた原因

枯れた原因は肥料バランスが悪かったせいです。
水槽の環境は以下のとおりです。
・45cm水槽
・水道水:pH7.0
・飼育水:pH7.5~8.0
・GH:3~4
・低床:大磯砂
・ろ過:エアリフト底面ろ過
・施肥:イニシャルスティック

平々凡々な底面ろ過エアリフトの水槽です。
大磯砂は未処理のため飼育開始当初は貝殻など硬度物質が多く存在していましたが、もう6年維持しています。
そのためGHも3~4程度、水道水と変わらないGHを維持できるようになりました。

が、しかし!
この低硬度の水質に、必要以上のカリウムがはいっていること、つまり高濃度になっていることに気が付かついていませんでした。
カリウムが高濃度になった原因は先ずお水の塩素中和剤、これに高濃度カリウムが含まれていること、そしてガツンと効果のあるカリウム肥料イニシャルスティックがまずかったのです。

イニシャルスティックの施肥

イニシャルスティックはN-P-K比率でいうと0-0-20と言われているカリウム肥料です。
突出してカリウムが高いのですが、おそらく原料は灰かなんかなんでしょうね。

有機物の塊のため分解して初めてカリウムが出てくるのですが、ある程度時間が立つといきなりガツンとカリウムが放出されるそうです。

そうなると、カルシウム分がないと水草にとってはカリウムが多すぎて生育不良をおこしてしまいますので、施肥の量には硬度のバランスを見ながら考えるしかありません。

低硬度のお水で飼育しているのであればカリウムのイニシャルスティックを何十粒も蒔く記事を見かけますが、これは明らかにカリウム過剰に導いています。

さらに、私の水槽では底面ろ過という条件も相まって土中(底床)にカリウムがとどまらず、水中へのカリウム放出量が高く、非常に高い濃度のカリウムが存在するようになってしまったため水草がことごとく育たなくなってしまったのだと思います。

アメリカンスプライトの特徴

アメリカンスプライトは強健であることは冒頭に述べていますが、そのかわり株の寿命が短いそうです。

ちぎれたアメリカンスプライトの再生

さて、ちぎれて小さくなってしまったアメリカンスプライト。
こいつをどうにかして元の姿に戻すべく7cmのキューブ水槽で育成しています。
3ヶ月でやっと5cmぐらいまで大きくなりました。
3月に入って少し暖かくなっていることもあって成長も著しいです。

ただし、茎が伸びないなぁ。


アメリカンスプライト2019/3/6
2019/3/6撮影

アメリカンスプライト2019/04/08
2019/04/08撮影

ミリオンを追加

以前購入したミリオンが大量に余っていたので少しだけふりかけてみました。
するとどうでしょう。
気温が上がってきたせいもあるかもしれませんが成長が著しく良くなりました。
もちろんミネラル類の供給と以前に一粒だけ放り込んだイニシャルスティックによりカリウムのバランスが取れたのだと思います。

アメリカンスプライトもかなり大きくなり細かい葉が開いています。
アメリカンスプライト2019/5/8
2019/05/08撮影

その後

光が不十分ということと、窒素不足により全体的に枯れてきてしまいました。
Hiponexを添加するとリン酸が強い分苔がすぐに生えてきてしまいます。
おとなしく本水槽からうんこをもらってきたほうが良さそうです。

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