アクアリウム:三度目の白点病治療日記

土曜日に買ってきたカージナルテトラの幼魚に白点らしきものを確認しました。
治療が遅いと他の魚にまで蔓延してしまうので、以前治療に使っていたアグテンの残りを投与します。
カージナルテトラ


過去の治療に関する経験

過去には民間治療の唐辛子投与を試していますが、病気が進行してからでは効果が全く出ないこと、そして白点病治療に効くと思われるカプサイシン自体が水に不溶(ほとんど水に溶けない、油にはよく溶ける)ことから水槽に投与してもまず効果はでないだろうということ。
そして、マラカイトグリーン系治療薬でも白点がびっしりついてからでは回復が見込めないこと。
これらを考えて白点と思しき個体がいる場合にはとりあえずマラカイトグリーン系治療薬のアグテンを投与を開始しました。

参考記事:アクアリウム:白点病治療記「マラカイトグリーン編」

2018/11/05投与1日目(1日経過)

冷蔵庫にしまってあったアグテンを規定量3mL投与します。
貝類には影響があるという記事を見かけましたが、過去に2週間規定量と換水頻度を守って使用した際には石巻貝はちゃんと生き残っています。
チャームのページにはナマズ等の古代魚には使うなと書いてありますが、貝類に関しては言及がありません。
またしばらく経過を見ようと思います。

2018/11/06投与2日目(2日経過)

投与後1日目は薬の効果は見られず。
むしろ幼魚の体に小さな白点が増えていることを確認
ただし成体には白点病の症状が見られないため、移動と環境の変化、また若齢魚の体力、3つの要素がかさなり病気(寄生虫感染)を引き起こしたと考えられます。

これは魚体に取り付こうとする状態の寄生虫にのみ効き、体に取り憑いてバリアー(肉眼で目視可能な白い点)を張ってしまった状態には効果がないため、しばらくは点が減ったり増えたりを繰り返します。わかっちゃいるが、気が気でない。
早く効果が出てほしいところです。

2018/11/07投与3日目(3日経過)

うーん?白点病個体がもういない。
こんなに早くとれたかな??
成体、幼魚ともに白点のついた個体はいませんでした。
また貝類も元気です。
アグテンに関して言えばナマズや古代魚以外、ヤマト、ミナミ、石巻、カバクチカノコガイには影響ないと思います。

2018/11/08投与4日目(4日経過)

投与してから3日目は半分ほど換水してまた薬液投与しないといけないのですが木曜日ということもあって、帰ってすぐに寝てしまいました。
でも水槽の住人には白点はついていません。

2018/11/09投与5日目換水・再投与(5日経過)

ちゃんと換水し薬液投与しました。
相変わらずビリジアンな感じに染まります。
死亡魚もいない・・・と思います。

エビがいると死亡魚は食べられてしまい、背骨しか残りません。
そして背骨も溶けてしまうのか、ここ半年は死亡魚を取り出したことはありません。

2018/11/10換水1投与1日目(6日経過)

4日目に換水したのは流石にまずかったみたいで白点を持つ個体がいます。
アグテンの薬効は3日程度で切れてしまうこと、そしてウオノカイセンチュウのライフサイクルのはじめであるシスト(袋)から、寄生虫が沸いて出てきて48時間以内に感染しなければ感染能力を失って死ぬとあります。
アグテンはシストからでて魚体に取り付くまでに効く薬であります。
そのことからシストの状態では薬が効かないこと。
そしてシストの中にいる期間は数日から数ヶ月(休眠状態へ遷移)ともあるので、全滅は先ず難しく、薬浴期間を長くしてポテンシャルを下げるということ以外に無いということになります。
可能な限り換水頻度を守って薬浴させます…

2018/11/11換水1投与2日目(7日経過)

やはり白点を持つ個体が増えています。
成魚にもいくつか見られますのでおそらくアグテン投与後の3~4日目、薬効が切れた頃に孵化したホロントが魚体に取り憑いて大きくなったものだと見られます。

今日のうちに換水、再投与して次は水曜日に換水しようと思います。

2018/11/12換水2投与1日目(8日経過)

白点病個体はポツポツ見えますが増えている感じもなさそう。
やはり、初回投与から3~4日目に孵化した奴らが取り憑いているのだろうと考えます。

3日目で水換えだけは死守したほうがよさそうですね。

2018/11/13換水2投与2日目(9日経過)

白点を持つ個体は少なくなってきています。
やはり薬効を維持し続けないといけないですね。

2018/11/14換水2投与3日目(10日経過)

はい。今日は換水の日です。
きちんと換水し、再度アグテンを規定量3ml投与します。

白点がついた個体はいません。
これをこのまま維持できれば、今日までにとれたシストから生まれたホロントを最低5日間漬け込む必要がありますので、あと2回は最低でも投与を続けねばなりません。

ちと面倒だな…
でも愛魚のためなのでがんばります。

2018/11/15換水3投与1日目(11日経過)

3日以内に換水してアグテンを再投与して薬効を保っていれば、ホロントが魚の体表に届く前に殺すことができているようで体表に白点がある個体はなしです。
餌食いも悪くなっていないし、引き続き経過を見ます。

2018/11/16換水3投与2日目(12日経過)

中間日、あれあれ?成魚の方に白点がたくさんついている??

2日で換水して濃度を保ったほうがいいのかも。

2018/11/17換水3投与3日目(13日経過)

やっぱり白点の個体が増えています。
ヒレもぼろぼろになってきているので、体調を崩してしまっています。

アグテンが分解してしまったのだろうか?
強光以外には比較的安定の物質だと思うのですが…
アグテン投与後の水槽

とりあえず換水を行いアグテンを投与します。
うーん。やっぱり換水頻度を上げるしか無いかな…

2018/11/18換水4投与1日目(14日経過)

とりあえず中日の経過観察。
白点の個体がいます。。
前は簡単に取れたのに今回の白点虫はしぶといようです。

2018/11/19換水4投与2日目(15日経過)

白点は減っているように見えますが、まだいます。
表皮もボロボロになっているやつもいるので今日換水を実行!
アグテンも投与して経過を見ます。

2018/11/20換水5投与1日目(16日経過)

まだ残る白点病。
今回は長いなぁ…
治療薬の効果がなくなってしまっているのか…

色は買ったときとほぼ同じように感じますし、有効成分のマラカイトグリーンの保存方法に従い冷蔵庫(冷暗所)で保存しています。

それでもやっぱり開封後1年ぐらいでだめになってしまうんでしょうかね。
新しいアグテンを買ってこようかな。

2018/11/21換水5投与2日目(17日経過)

白点病はまだ残っています。
ニチドウに安定性について確認の連絡をすると、
  • やはり太陽光などの強い紫外線では分解の懸念あり。
  • 水分混入で分解が起きる可能性あり
  • 色で判断可能
つまり、色が抜けている場合には効果が薄れているが色が濃いなら薬効はあり。

また、
水草育成用ランプの場合は紫外線が出ている可能性があるので消灯したほうが無難

という回答でした。

もしかしたら水草育成用ランプがまずいのかもしれないって思いました。
とりあえずエロい色になる植物LEDは消灯させるとして、2日目の今日もう一度換水、アグテン投与を敢行します。

2018/11/22換水6投与1日目(18日経過)

LEDライトを落とし、蛍光灯のみの状態にしました。
なんと自然な色!
写真はスマホ用10倍ズームレンズを使いました。
はっきり言ってゴミを買ってしまいました。
植物LEDランプ点灯中の水槽
植物LEDランプ点灯中

蛍光灯のみ点灯させた水槽
蛍光灯のみに切り替え

しかし、白点病個体はまだまだいます。
あと1週間ぐらいは我慢かな…

2018/11/23換水6投与2日目(19日目)

パッと見白点虫のついたこたいはいなそうです。
エロい色のLEDがつかなくなったせいでちょっとさみしい気もします。
アグテンはさぼってしまいました。

2018/11/24換水6投与3日目(20日目)

とりあえず換水とアグテン投与をします。
ヒレがぼろぼろになってしまっているのもいるので早く治ることを祈るばかりです。

2018/11/24換水7投与1日目(21日目)

まだ白点が残っている個体がいます。
若い個体でなくて大きくなった個体。
年寄りの分治りが悪いのか。

2018/11/25換水7投与2日目(22日目)

今日はアグテンの投与日です。
白点なのかそれとも出来物なのかはわかりませんが、ちょっと調子の悪い個体がいること。
そしてエビに食われた残骸があること。
ぽんぽこりんにデブった巨大ブラックネオンがいなくなったことから死亡個体が何匹が出ていると見られます。
病気は持ち込むもんじゃないですね…

2018/11/26換水8投与1日目(23日目)

白点がついた個体がやっと見られなくなりました。
あと10日間ぐらい様子を見ればもう大丈夫かなって思います。

2018/11/27換水8投与3日目(24日目)

白点の個体はいません。
今日の換水と次の投薬で最後かなと思っています。

2018/11/28換水9投与1日目(25日目)

白点の個体もいないですし、ぼろぼろになったヒレも回復してきています。
この調子で行けば治療完了として良さそうですね。

2018/11/29換水9投与2日目(26日目)

前日と変わらずです。

2018/11/30換水9投与3日目(27日目)

白点個体が再出現することはありませんでした。
しかし、頻度の高い水換えとカリウム供給がなくなったことからパールグラスの調子が悪くなってしまっています。
明日の水換え後には苦土石灰溶液とカリウム溶液を添加しようと思います。

2018/12/1換水10(28日目)

今日の水換えをもって治療終了とします。
今回は長かった。。。

教訓としては特殊なライトを使用している場合には投薬治療中は停止したほうがよいこと。
また、3日間の薬効でありますので、治療中はサボらず薬の濃度を一定にして治療継続することが重要であると感じました。

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