アクアリウム:インフゾリアの培養

熱帯魚の育成に「インフゾリアの素」なるものが売っていますが、正体はemボカシなのではないかという話です。

正体はEMボカシ?

そうであるならばわざわざアクアリウム専用の高価なものを買う必要はないのですが、emボカシはアクアリウム用品としては姿を消したそうなので、素じゃなく本物のインフゾリアを水槽に投入できればよいのかな、と考えました。
Web上でインフゾリアの沸かし方を調べたところ、いろいろ見つかりましたがほとんどがガセのようです。

ガセ情報:水をはった器にキャベツを入れて2~3日置き腐らせる

水をはった容器にキャベツの切れ端を入れ、1週間おくとキャベツの周りに白いモヤモヤが発生します。
この「しろもや」こそインフゾリアであり、水槽にすくって入れるものって書いてあります。

少なくともこれはゾウリムシではなく、カビかなんかの別の雑菌のコロニーですね。

ゾウリムシはどこかの沼や池から種親をもってこなくてはならないもので、空気中に乾燥したゾウリムシが漂っていて、水に入ると増えるわかめちゃんのごとく元に戻って繁殖するものではありません。

この理論からすると、Webやお店で売られているような、インフゾリアの名前を冠した乾燥粉末には少なくともゾウリムシは含まれていないみたいです。(いるとしても枯草菌類か有機物のゴミだけです)

種親を調達する

真夜中、Zipロックの器を持ち、LEDライトを片手にふらふら空き地のドブに手を突っ込んで水をすくってきました!
誰かに見られていたのなら通報間違いなしです…

さておき、ゾウリムシのような微生物は光を当てると見えました。

これらに対して餌をやって、増やすのが一番の培養方法です。
しかし、間違ってもこのまま水槽に突っ込んではいけません。

生活排水とか除草剤が僅かにでもが含まれているかもしれないので、ゆっくり培養しつつ、水をきれいにしつつ少しずつ移していきます。あ、そういえばシマテックのPSBをこのドブ臭い水に入れたら、少し濁ってた水が透明になりました。
PSBはウソなようでほんの少しは効果あるのかも。
PSBって聞くとペットショップボーイズを思い浮かべます。

ゾウリムシ撮影
顕微鏡10倍撮影(右下のひげの近くの丸い点がゾウリムシ)

インフゾリア撮影動画


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