アクアリウム:スポット状緑ゴケバスター石巻貝

コケの中でガラス面やアヌビアス・ナナなど成長の遅い葉について斑点状に広がる緑ゴケ。
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビでは全く刃が立ちません。ヤマトヌマエビ
飽くまで植物のように生えるコケだけが彼らの守備範囲内で、表面に生える茶苔やスポット緑ゴケは歯がたたないのです。
となると、他にはオトシンクルスかサイアミーズフライングフォックスかということになりますが、オトシンクルスは茶苔バスターであり、サイアミーズフライングフォックスは黒ひげコケバスターであるため、やはりスポット状緑ゴケには勝つことができません。

最終的には手で取るしかないと思いますが、とくにアヌビアス・ナナなんかの成長の遅い草は、スポット緑ゴケがつくと手では撮れず、爪や硬いものでこすり取るしかないと思っていました。
植物に生えた緑ゴケバスターは石巻貝。
こいつらはこの緑ゴケすら、丹念に削り取っていくんですねぇ。石巻貝
近所のかねだいに10匹300円で袋売りされていたので、試しに入れてみようということで我が水槽にお招きしたところ。
比較的丈夫なナナの葉っぱに乗り、葉を覆っていたスポット状の緑コケを丹念に舐めとっていました。

すげぇ。めちゃめちゃ綺麗になってる!!

これには驚きました。ただ、黒ひげは喰わないみたいですけどね。。
やっぱり、生物にも得手不得手があるんですねぇ。
ただし、この石巻貝に問題があります。

石巻貝の弱点.1 起き上がれない

ひっくりかえると身動き不能になり弱って死ぬので、ひっくり返っていたら下に戻してあげてください。
1日目でひっくり返って死んでるかと思ってた奴も、戻したらちゃんと生きてました。

石巻貝の弱点.2 卵を大量に生む

たまごを生むってことはアップルスネールのように大量繁殖するの?と思いがちですが、汽水でしか孵化しないようです。
じゃあ問題ないと思えばそれまでですが、たまごは固くびっしりと産み付けられるため、美観を損ないます。
ガラス面も三角定規で何度かこすらないと、あとが残ったりするぐらいですからなかなかに厄介です。

石巻貝の弱点.3 酸性に弱い

これは石巻貝に限ったことではないですが、ピートモスを入れて酸性化させたところ、pHが6まで下がってしまい、石巻貝の殻がどんどん剥がれ落ちる事態になりました。
石巻貝を長生きさせたいのならば7以上のpHで硬度も少しあったほうが良いです。
私の水槽はGHが4以上で推移しているので、3以上が最低ラインだと考えてもらえば良いと思います。

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