アクアリウム:プロホースカスタムで水換え爆速化

水槽管理には必須の水換えを以下に簡単かつ高速に行う方法を考えました。


水換えの面倒さ

水換えは、排水水汲み、温度合わせが必要です。
重労働かつ時間がかかります。
これを定期的にしないとならず大変ですが魚のために欠かせない作業であるので効率化を考えました。
この記事ではその方法を紹介します。

我が家の環境

水槽は45cmスタンダードタイプ、水容量はマックスで35Lです。
3/4ほどの水換えでも20L程度必要になります。
たったこれだけの容量でさえも面倒臭いですね。

しかし、小型水槽でこれだけ大変なのですから、大型水槽ならばさらに大変であることが伺えます。

水換えのメリット

水換えには次の4つのメリットがあります。
  1. 水槽内にたまった硝酸の排出
  2. pHの適正化(1.の硝酸塩排出に伴う効果)
  3. マグネシウムやカルシウムイオンなどの微量・中量元素供給(水道水より補給)
  4. エロモナスなどの病原菌発生の抑制(水換えにより病原菌も排出される、水換え不要と謳っている水槽も病原菌問題はつきまといます)
これだけメリットがあります。
やはり定期的に水換えしたいところです。

しかし、どうしても大変なんです!

水換えが大変である理由

排水処理が面倒

水槽からプロホースなどのポンプを使ってバケツに排水し、いっぱいになったら水道に捨てに行くといったことになるでしょうか。
例えば、バケツの容量を大きくすれば往復回数こそ減りますが、その分1回の搬出時に重くなるので大変です。
水槽の下に排水口があれば…と何度も思ったことかわかりません。

水温・水質調整が面道

新しい水の水温合わせとカルキ除去。
かねだいのセール品として購入したアクアシステムのコック付きバケツは、水槽の端に立てかけることができるよう溝が掘ってあります。

コックを調整することができ、少しずつちょろちょろと水を注ぎ込むことで環境を激変させずに水換えすることができます。

これも最初は良かったんですが、なんせバケツの容量がたったの6Lです。
20Lの給水には最低4往復する必要があり面倒です。

排水処理設備と塩素除去して水温調整した水を水槽に直に注ぐことができれば・・・
しかし、そんな贅沢を言うわけにもかないので水換えを一気呵成にするための方法として次のようなことを考えました。

贅沢を言っていい人はマーフィードの塩素除去システムを買ってください。

廃水処理の効率化「プロホース延長」

プロホース排水ホースの先端には内径15mmの一般的なホースを接続することができます。
ホームセンターでなら切り売りもしてくれますので、ベランダの排水口に直接捨てるだけの長さのホースをプロホースに接続すればエンドレスに排水でき、排水にかかる労力を大幅にカットすることができます。

ニッソーから出てる排水ホースや灯油用を使うと砂利の吸い込みに悩まされますが、プロホースは内側のストレーナーといい、流速調整の仕組みといい本当によくできていると感心します。

プロホース排水ホースを根本から付け替えて排水力超強化

排水ホースは細い径のホースものがついていますが15mmの内径のホースに付け替えると流量が超強化します。
その分サイフォンを発生させるのが大変になりますが、一度サイフォンが発生するやいなやしゅごごごごーーーっと水槽の水が目に見えて減っていくのがわかります
イメージ的にはプロホースからエキスパートホースにクラスチェンジしたと思えるぐらい超強力になります。
その分、流量が激しすぎて低床掃除には不向きですが、上澄みだけの水換えだったら細い径の標準ホースと付け替えるとかなり時短になりますよ。

お風呂用バスポンプで強力排水

お風呂用電動バスポンプは強力な揚水効果があります。1分間8L程度ありますからサイフォンで流すプロホースとでは流量に大きな差があります。
バスポンプを使うと排水までの時間が短縮され、水換えもさらに楽になります。

ただし細かい掃除には向いてないので、底床掃除のときにはプロホースは必須だと思います。

熱帯魚製品でないとちょっと…という人はGEXからバスポンプの熱帯魚製品が売られていますのでそちらをどうぞ。(私はプロホで充分なので大型水槽の方はどうぞ)

新しい水の給水

大きなポリタンクを使って一気呵成に注水!
そこで20Lのコック付ウォーターポリタンクを購入しました。


1000円以下で買えるのが魅力的です。
そして注ぎ口には開閉式コックが付いていて、強めたり弱めたりすることができます。
(かなりチャチな設計なので使っているうちに壊れそうではありますが)
しかし20Lタンクに水をパンパンに入れると、当然20kgになりますからなかなかの重量になります。

重いのが難点

さすがにこれは重く、カルキ抜きを加えて混ぜるのには一苦労しました 。
また、コックに内径18 mmのホースを接続すれば、 水槽に向かって自動的に給水ができるた注水が終わるまではのんびりくつろげます。

ホームセンターに行けば↓のリールみたいなのから切り売りしてくれます。1mだけ買って150円ぐらいでした。

ただし、ホースを接続すると空気がタンク内に入らず負圧になってしまいます。
水を入れる方の蓋を少し緩め、空気が流入するようにしないとあまりの負圧にタンクの形が変わってきてしまいますので注意です。

感想

何度も往復せずに済むというのはコレほど楽なことだとは思っても見ませんでした。
最初からこうすればよかったと、悔やんでも悔やみきれない!

総額

ホース15mm☓5m 500円、タンク20L 1000円、ホース18mm☓1mで費用は1700円程度におさまりました。
6Lのバケツとほぼ同じ値段か…

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