アクアリウム:自作液肥(炭酸カリウム溶液)添加後の効果

2年ほど前に手に入りにくくヤフオクで小分け分を買うしかなかった炭酸カリウムが使われず放置(これにはわけがあるので後述します)されていたのを大掃除していたら発見。
百均で買ってきたプッシュポンプボトルに入れて10%カリウム溶液をつくり、水槽に添加してみました。

炭酸カリウムの購入

今はアマゾンでも買えるみたいです。


普通は5%ぐらいの濃度みたいですよ。
濃すぎると入れた瞬間生体がビビりますからね。

炭酸カリウム粉末
炭酸カリウム

炭酸カリウム添加後の反応

カリウム溶液添加後すぐに反応がありました。

いつの日か新芽を出すことがなく成長が滞っていたアヌビアス・ナナに新芽が生え始めました。
真新しいライトグリーンの葉はなんとも可愛らしいです。

カリウム溶液を2~3プッシュしてこの効果ですから、間違いなくカリウム不足であったことが伺えます。

しかしながら、過ぎたるは及ばざるが如しといいますか。
その後はカリウム溶液を加えても、アヌビアス・ナナたちからライムグリーンの新芽が百花繚乱となることはなくなりました。

どうも硬度が上がりすぎたように思えます。
これだから水質ってのは思うようにいかないもんですね。

硬度を下げる方法

そして、硬度を下げる方法といえば沸石を水槽内に入れることですけど、他に方法があることを知りました。
それは、ピートモスです。
ピートモスから溶出する腐植酸(フミン酸)が硬度物質と結びつき塩化して安定するという話です。
腐植酸肥料

腐植酸は植物にもよい効果がありますし、pHも下げてくれますから水草水槽に入れて損はなさそうです。

ピートモスを選ぶ際の注意

ピートモスは園芸用のものを買うべきです。アクアリウム用品はボッタクリ価格で5倍は違うと考えてください。
ですが、園芸用を買う際にはなんでも良いというわけではありません。
以下の点に注意して購入してください
  1. 成分無調整であること
  2. 高温滅菌処理済みであること
成分調整済みの場合は石灰が含まれています。
酸性に傾かせすぎないための配慮ですが、水槽には適しませんので無調整にしてください。
また、高温滅菌していれば変な病気も持ち込まずにすみます。

あとはお茶か出汁用パックにピートモスを詰め込んで水槽にドボンでOKです。
間違ってもそのまま水槽に入れないでください。

なお、強者は砂とピートモスを練って水槽に仕込むといいます。
こうすることで砂礫の弱点である保肥性をあげるそうですが、通水も悪くなりますね…

ただし、ピートモスを突っ込めばブラックウォーター化しますので、それが嫌でないことが前提になります。

0 件のコメント :

コメントを投稿

メッセージをもらえると嬉しいです。